HSPとHSC
Highly Sensitive PersonとHighly Sensitive Childの略だそうです。繊細すぎる大人とか繊細すぎる子どもと言われています。私自身、昨年5領域すべての特別支援学校教諭免許状を取得したのですが、このHSP,HSCという言葉は知りませんでした。来年の青森市私立幼稚園協会の冬季研修会のテーマとなるということで知りました。ADHDと似ているようですが、似て非なるものだそうです。それは明らかに脳機能の違いがあるそうです。
HSCとされる子どもは左脳に比べて右脳の血流が活発。「冒険することを優先させる働き」よりも「用心することを優先させる働き」の方が強い状態で、ADHDのある子どもは右脳に比べて左脳の血流が活発。「用心することを優先させる働き」よりも「冒険することを優先させる働き」の方が強い状態だそうです。また、HSCとされる子どもは脳の共感性に関する部位や神経細胞が活発な働きにより、他者に極めて高いエンパシーを示し、人の気持ちがよくわかるため、他者のことでも気になることがあると大きなストレスとなることがあり、一方、ASDのある子どもは場の空気を察することや相手の立場になって考えて行動するのが苦手という違いがあるそうです。(キズキ代表 安田祐輔のホームページより)
このことから、私たち保育者や保護者の方は、どうように接していけばいいでしょうか? どんな子でも良い面はたくさんあります。その子の特性を知り、その特徴を活かした関わり方。繊細すぎるということは人の気持ちがより理解でき、共感できるということです。つまり人を救える力があるということです。
われわれ大人は、いろいろな子どもたちと関わる仕事です。子どもの気持ち、欲していること、それらを汲み取り、一緒になって遊び、生活することで毎日が笑顔で送れることを願っています。